会社に通勤中、電車内で女の人の尻を触った

先ほど少しふれたとおり、智仁は僕の遊び友達で仕事は有名なマスコミ関係の会社に勤めていました。

時々飲むときに出る話は、女優の○○たちと合コンしただとか、アイドルグループのメンバー○○からよく悩み相談のメールをもらう だとか、はっきり言って僕らふつうのサラリーマンでは一生のうち一度も経験できないであろう話ばかりが出てくる。

華やかな世界なんだなぁ

と僕はそう思っていた。
僕はそういうことに興味があまりないため、特別うらやましいと思ったことはないが、世の中の多くの男性はうらやましいと思うのではないだろうか。

華やかな世界。
そう、他から見ると、間違いなく智仁のいる世界は華やかな世界だった。

だが、当の本人からしてみると、華やか以上にストレスが多い業界だったようだ。

実際、智仁は十二指腸潰瘍で入院したこともあったし、大学卒業してから、20キロ近く太った。
ストレスが原因なのは、誰の目からみても明らかだった。

そのことで正当化できるわけでは決してないが、智仁は電車内で慢性的に痴漢行為をするクセが付いたのだそうだ。

本人曰く、最初は酔っている女性が車内で寄りかかってきたのがきっかけだったそうだ。

さいしょ智仁はどうしていいか途方に暮れたそうだが、酔っぱらった女性はぐったりとして動かなかった。

痴漢が癖になったらしい

・・・

こうして智仁は女性にちょっと触れぐらいはいいだろうと思ったらしく、ダークサイドへ落ちていくきっかけとなった。

そしてある日、満員電車の混雑を悪用(?)して、横に立っていた女性のおしりにそっと手の甲をあてたのだそうだ。

自分の意思で触ったのではない。ただ単に混雑しているので仕方なく触れただけだ・・・

智仁は自分に言い聞かせながら罪悪感を薄めていたようだったが、当たり前だが痴漢は迷惑行為でありれっきとした犯罪だ。

それに、故意に触られたか、不可抗力で触れてしまったのかは、おそらく触られた本人にはわかるものだと思う。

その横に立っていた女性も、なんかおしりを触ってくる人がいると気が付いたのだろう。

智仁の方をにらみつけるような目で振り返ったらしい。

智仁もびっくりして手を引っ込めようとしたがその時にはすでに手遅れだった。
何よりも混雑がひどくて手をひっこめようにもひっこめられなかったのだという。


そして、びっくりするような出来事が起きた。